2008年05月16日
あなたがどんなにいい人でも、あぶない人を変えることは出来ない
東京都児童相談所 心理司 山脇由貴子さん著書の「あなたのまわりのあぶない人たち」を読んで唖然としました。
〜世の中には悪意なく人を傷つけ、困らせ、迷惑をかけているのに、まったく自覚をもてずにいる人が少なくありません〜
これは、山脇さんの言葉です。

もちろん、自覚のない本人は、自分が一番困っていると思っているのですから
「私は辛い」「私はどうしたらいいかわからない」と訴えかけてきます。
私は、どういう事情であれ、そういう人たちを放っておけません。
たぶん、自分自身が小児喘息で辛かった時、誰にも心の叫びを言えなかった
・ ・・出来れば聞いてくれる人が欲しかった・・・
・ という孤独感があったからかもしれません。

でも、悪意のない病んだ人たちは、相談者の生活をもむしばんでいくのです。
「一生懸命やってあげていれば、いつか変わってくれる」
そういう努力は実を結ばないこともあるのです。

私は以前、「境界性人格障害」と診断された親友がいました。
病気の原因は、受験勉強によるストレスだそうです。
最初は、「眠れない」「眠れないと勉強できない」「将来が不安」「こんなにした
親が憎い」といったような愚痴を親身に聞いていました。
でも、その愚痴の頻度が、学校の帰り道だけでなく、喫茶店で、電話で・・・
と増えていきました。
電話の回数も10数回を数えるようになり、日々、私のプライベートな時間を
束縛するようになりました。
途中で電話を切ってしまったら、自殺してしまうのではないか・・・と怖くなるくらい、こちらから電話を切ろうとすると彼女は泣き叫びました。
私が家にいないと不安で、私の母親や他の友人にも電話してしまう彼女。

気がつくと、彼女にすっかり振り回される24時間になってしまっていました。
もう、これ以上振り回されるのはイヤダ!と思ったところで、「このまま
私は彼女を見捨てるのか」「両親にさえ心を開かないのに、これで私が拒絶してしまったら彼女は死んでしまうのではないか」



そうしてかなりの間、彼女にかかりっきりの月日が過ぎました。

そして私が群馬テレビに入社し、引越しをした時に、友情は終わってしまいました。
今でもなお、彼女は入退院を繰り返しているといいます。
私はずっと、罪悪感を感じていました。
結局、私は自分の人生をとったのだ。
目の前にいるかよわい病んだ友人を捨ててしまったのだと。

でも、そうではないのです…あのまま、私がずっと一緒にいたら共倒れになってしまっていたのだ・・とこの本を読んで気づきました。

放っておけない・・という世話焼きの人
なんとか私が変えてあげるという自信のある人

そう出来ない人たち、専門家に解決を仰ぐしかない人たちがいるという現実を是非知って下さい。
そして、現在困った人たちに巻き込まれている・・・と感じられたら、
「あなたのまわりのあぶない人たち」を読んで下さい。
posted by レイコ at 17:04 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記